最新の技術を詰め込んだN700S新幹線

さらなる小型化を

技術革新が進むと、何でも大型化するのが常です。自動車でも同じ傾向がみられますが、大型化させることによって、さまざまな装置に余裕が生まれます。しかし、その分だけ重くなり、抵抗も増えるため、また性能をあげようとすることになるのです。

どこかで歯止めをかけることになりますが、なかなかできなくなってしまうのが大型化の要因といえます。N700Sは、逆に技術の進化によって、徹底的に小型化を進めたのが大きな違いでしょう。新幹線も装置自体は大型化する傾向がある中で、さまざまな部分で小型化を進めています。

走行風冷却に関しても効率化を進めることで、小型化させることに成功しました。重量も軽くできれば、その分だけ加速性能が高まり、ブレーキの性能も助けることができるのです。小型で軽量化できるというのが、鉄道車両でも大きな恩恵があるといえるでしょう。

主電動機に関しても、N700Sは小型軽量化が進みました。6極コイルにすることによって、電流を増やせるようになり、磁束を減らすことができたため、鉄心を薄くして軽量化できたのです。非常に重い装置が軽量化できたことで、走行性能は高められるようになり、効率はさらに高まったことがN700Sの高い性能の秘密といえるでしょう。