最新の技術を詰め込んだN700S新幹線

信頼できるブレーキ

N700Sが他の新幹線と比較しても驚くほど高いレベルになっているのは、走行性能だけではありません。高い速度を出して走行できるのは、信頼できるブレーキがあるからです。ブレーキを使って止まることができなければ、必然的に速度をあげられなくなります。どんなに速度を出せたとしても、止まれないことはデメリットにしかならないのです。

そこで、N700Sにはこれまでにはなかったような性能のブレーキシステムを投入しています。ATCの改良との組み合わせによって、5%もの距離の短縮に成功しました。東海道新幹線での最高営業速度である270kmでも、3kmもあれば停車できるようになったのですから、驚くほどの高性能です。

台車振動検知装置も向上させ、さらに安全性と信頼性を向上させることができたのは、大きな違いといえるでしょう。特に主変換装置には半導体素子を炭化ケイ素にしています。これによって発熱を抑える事が出来るようになり、さらに走行風冷式を用いたことで、軽量化もできるようになったのです。どんどんと新しい技術が投入されていますが、速度ばかり高くなっていくのではなく、安全で安心して運用できる車両になったといえるでしょう。