最新の技術を詰め込んだN700S新幹線

完成されたデザイン

新幹線にはこれまで多くの技術が詰め込まれてきました。その中には、空力性能を高めるためのポイントも多数あります。大きな違いになって表れてきていますが、これまでのようなデザイナーの技術から空洞実験によって作り出されるのではなく、三次元形状シミュレーションをおこないN700Sは設計されました。

そこにデザイナーのチューニングを入れていくという、これまでにはない取り組みによって作られているのが特徴です。最適な空力性能を生み出すためには、先端部分の断面積が重要になってきますが、ボリューム感を増やしたりすることで、新幹線としてのラインを強調するといったこともおこなわれています。

新幹線は、高速走行することが基本となってきますが、トンネルの中では空気を切り裂き運転しても、これが波となって戻ってきてしまう問題を抱えるのです。そのため、整流作用を強化し、トンネルで反射して自分に戻る量を低減させるといったこともおこなわれました。気流の渦巻きもできるだけ抑えたことで、左右に揺れてしまうようなことも抑え込み、車体に対する負担の乗り心地も高いレベルになっています。現在の形状が運転士の視認性の高さにもつながっているのですから、完成されたデザインになっているといえるでしょう。